【子供が将棋に興味を持ったら】終盤力強化に詰将棋をしよう

この記事でわかること
・終盤力が大事な理由
・終盤力強化にオススメな詰将棋本とアプリ
・終盤力強化に実践した勉強法

黒妖精
黒妖精

将棋のルールもわかったし、対局も少しは出来るようになったよ。

対局すること以外で強くなるにはどうしたらいいの?

緑妖精
緑妖精

詰将棋がオススメだよ。

プロ棋士もほとんどの人が詰将棋をたくさん解いて強くなったんだよ。

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終盤力が大事な理由

将棋は相手の玉を詰ますのが勝利条件です。
いくら序盤・中盤が強くても、相手玉を詰ます力「終盤力」が無ければ逆転負けの連続になってしまいます。

私の周りにも、序盤は得意の奇襲戦法で有利になるのに、終盤力がなさすぎて簡単に逆転負けばかりする人がいます。典型的な例ですね。

終盤力強化にオススメな詰将棋本

将棋を始めてから数年はお世話になるのが、浦野真彦先生の「1手〜7手詰めハンドブック」です。
詰みの代表的な形が各書に200問掲載されており、覚えるだけでも終盤力の強化になります。
各書がどのくらいのレベルの人に効果的か簡単にご紹介します。

  • 1手詰めハンドブック
    将棋を始めたての初心者にオススメ。あと1手で相手玉を詰ます形が網羅されています。 
    ひと目で「この形は詰んでいる!」とわかるようになるまで、繰り返し解きましょう。
  • 3手詰めハンドブック
    1手詰めを卒業したら次は3手。ここからは数手先を読む力も必要になってきます。
    数回繰り返し解くうちに、自然と終盤の詰め上がり図が頭に浮かぶようになるでしょう。
  • 5手詰めハンドブック
    5手詰めからはさらに世界が変わってきます。3手詰めまではスイスイ解けたような方でも少し苦戦するのがこの5手詰めからだと思います。
    数手先が正確にイメージできないと解くのは難しいです。
    ここをクリアすると、初段以上が見えてきます。
  • 7手詰めハンドブック
    イメージとしては初段以上の棋力が無いと難しいと思います。
    5手詰めまでは「この形は詰む」というのを覚えるという側面もありましたが、7手詰めでは「この形なら詰みそうかな?」という詰みの感覚を養う面が強くなる気がします。

ちなみに、3手~7手詰めハンドブックは、それぞれ続編もありますので、全部で8冊になります。(2023年2月現在)

実戦詰将棋にオススメのアプリ

実戦と同じように駒が配置された「実戦詰将棋」も終盤力強化にはオススメです。
一般的な詰将棋は詰みに必要な駒しか配置されていないので、ある面では実戦とかけ離れた局面になる場合もあります。

一方、実戦詰将棋では、実戦と同じく全駒が配置されているので、局面全体を正確に捉える必要があります。
実戦ならではの感覚も養えるので、ハンドブックなどの詰将棋と合わせて勉強に取り入れることをオススメします。

将皇というアプリでは、毎日4問実戦詰将棋が出題されるので、これを利用するのがお手軽で便利です。

将棋アプリ 将皇

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うちの子が実践していた勉強法

ここまで紹介してきた本やアプリは、うちの子が実際に利用しまくったものです。
毎日の将棋の勉強にも取り入れていましたし、終盤力向上に間違いなく貢献しています。

毎朝、以下の2つは学校に行く前にやっていました。
・N手詰めハンドブックタイムトライアル(MAX10分)
・将皇の実践詰将棋4問

3手詰めハンドブックくらいなら、5分以内とかで200問解き終わっていましたし、5手詰めハンドブックも10分あれば200問解けるようです。
それを何周かしたあとは、全部の変化を漏らさず読む、というスタイルに変えたので、10分で30~50問くらいでした。

これを小学校3年生くらいから小学校6年生まで毎朝やっていました。

まとめ

今回は詰将棋について記事にしました。
詰将棋は将棋の終盤力強化に最適な勉強法ですし、序中盤でも役立つ読みの速度アップにも効果的です。そして、詰将棋ならではの芸術性も魅力の一つです。

本将棋を楽しむのとはまた違ったパズル的な楽しさもありますので、是非お子さんと一緒に詰将棋を楽しんでみてください。

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