この記事でわかること
・将棋検討におけるAndroidスマホ・タブレットの性能比較
・超高性能なAndroidタブレット
Androidスマホやタブレットっていろんな種類がありすぎて、将棋の検討に向いてる機種がわかんないよ~。
確かに、多すぎてわからないよね(汗)
いくつかの機種を性能比較してみたから参考にしてみてね。
将棋の棋譜検討スピードを比較してみた
将棋愛好家にとって、対局後の棋譜検討は上達のためには欠かせない作業です。
手軽に検討出来るShogiDroidを使って、Androidスマホやタブレットで検討している人も多いと思います。
しかし、OSがAndroidの機種は非常に多く、どれを使えばどの程度の速度で検討できるのかわからない方も多いと思います。
そこで今回は、様々なAndroid端末で棋譜検討速度を比較しました。
将棋の検討では、特にCPU性能によって検討速度に違いが出ますが、今回の検証でもCPUが高性能なほど、検討速度も速い結果になりました。
検討速度が速いと何が嬉しい?
検討速度が速いと、以下のメリットがあります。
【短時間で多くの局面を検討できる】
より深い読みが可能になり、より精度の高い検討結果を得ることができます。
【ストレスなく検討できる】
素早く精度の良い結果を得ることが出来るため、待ち時間が短くなります。
【様々な局面を検討できる】
短時間で多くの局面を検討できるため、様々な変化を探求できます。
機種ごとの性能比較
Androidのスマホ・タブレットの4機種で検討スピードを計測しました。
条件として、アプリはShogiDroid、エンジンは水匠5、スレッド数は4で揃えています。
検討開始直後と時間が経ってからでは、1秒あたりの速度が変わっていきますので、検討開始直後と30秒経過後の速度を記録しています。
ちなみに、[N/s]は1秒あたりに思考する回数を示しています。
例えば、1000kN/sだと、1秒間に100万回思考しているということです。
機種名 | 検討速度(開始直後) | 検討速度(30秒後) | CPU |
ALLDOCUBE iPlay60 mini Pro | 950kN/s | 800kN/s | Helio G99 |
HUAWEI MediaPad M6 | 1500kN/s | 1350kN/s | Kirin 980 |
Google Pixel7a | 2100kN/s | 1890kN/s | Google Tensor G2 |
LAVIE Tab T9 T0995 | 2800kN/s | 2400kN/s | Qualcomm Snapdragon SM8475 |
当然ながらCPUが高性能な機種の検討速度が速い結果になりました。
最速の「LAVIE Tab T9 T0995」だと、1秒間に250万回くらいの思考が可能です。
2万円前後で購入可能な「iPlay60 mini Pro」が1,000kN/s近い速度が出ているのは立派です。
私のこれまでの経験上、1,000kN/s前後の速度が出ていれば、十分ストレスなく検討可能です。
(もちろん、速ければ速いほど良いですが。)
まとめ
Androidスマホやタブレットを用いた将棋検討は、自分の対局の良かった所・悪かった所を手軽に振り返ることが出来るため、棋力向上に大きく貢献します。
最適な検討環境を作る上で、本記事で紹介した比較結果が参考になると幸いです。
なお、本記事中で使用した「ALLDOCUBE iPlay60 mini Pro」と「LAVIE Tab T9 T0995」は、使用感なども含めたレビュー記事を書いていますので、そちらも参考になると嬉しいです。
コメント