【研修会で勝つためにオススメの勉強法その2】テーマを決めて取り組む

この記事でわかること
・研修会で勝つためにオススメの勉強方法

黒妖精
黒妖精

研修会でなかなか勝てなくて困ってるんだ。

緑妖精
緑妖精

普段の大会や道場での対局とはちょっと違うからね。
テーマを持って勉強した方がいいよ。

スポンサーリンク

テーマを持って勉強しよう

研修会で良い成績をあげるためには、テーマを持って勉強することが大事です。
これまでと同じような勉強・対局だけでは壁にぶつかりやすいですし、壁を乗り越えるのにも時間がかかってしまいます。

そうなる理由は、通常の大会や道場、将棋アプリで指す対局とは異なる部分が多く存在するので、対策する必要があるからです。

息子も研修会でなかなか結果が出ないことがあり、ある時からテーマを持った勉強を始めてみました。
その結果、比較的順調に昇級していくことができたので、少なからず役立ったと思います。

足踏みをしないためにも、研修会対策として、テーマを持った勉強をオススメします。

研修会の対局が通常と違う部分

研修会では、日常の対局とは異なる状況で対局することになります。

例えば以下のような点が違います。
・持ち時間が長い
 持ち時間30分 切れたら1手1分(奨励会はもっと長くなります)
・駒落ち対局が多い
 2階級差からは駒落ち対局が基本なので、平手よりも駒落ち戦を指す数が多くなる
・同じ相手と何度も対局する
 メンバーの変動が少ないので、数ヶ月に1回以上のペースで同じ相手と対局する

勉強方法の例

息子も例に漏れず、研修会での対局に戸惑い、最初の頃はなかなか昇級できませんでした。
しかし、テーマを持って勉強することで、課題を解決し、そこそこ順調に昇級できるようになりました。
いくつか実践した勉強方法があるのでご紹介します。

週間でテーマを決めて勉強する

駒落ちの勉強もしないといけませんが、かと言って平手の勉強もおろそかには出来ません。
そこで、1週間のうちに1つ強化すべきテーマを挙げた上で、その他の勉強もバランスよく勉強する方法を取りました。

例えば、「今週は角落ちを強化する」というのをテーマにした場合は以下のような感じです。
 5割:角落ちの勉強(「駒落ち定跡」の本で勉強)+角落ちの研究(パソコン利用)
 3割:平手での練習対局
 2割:詰将棋で終盤力強化、読みの速度アップ

勉強にオススメの本の紹介はこちら↓。

負けた対局の戦型を研究する

研修会では、居飛車や振り飛車、振り飛車でも中飛車が得意な子、三間飛車が得意な子など、様々な戦型で戦うことになります。
そして、勉強不足だと、相手の得意な戦型では序盤で不利にしてしまい、そのまま負けることも多くなります。
そこで、負けた対局での戦型を研究して、次回の対局に活かす勉強をしました。
(得意な戦型は練習対局などでも意識しなくても勝手に指すので放置です。)

まずは負けた対局を自分自身や道場の先生と振り返ったり、パソコンで解析したりして、もし同じ戦型・局面になっても対応できるようにします。
その後は、同戦型で有り得そうな変化手順をパソコンを使って研究します。

パソコンを使った研究方法はこちら↓を参考に。

長い持ち時間に慣れる

研修会と全く同じ時間での対局は難しいですが、それまで将棋ウォーズの10分切れ負けが中心だった家での対局を変え、将棋倶楽部24での対局に変えました。
将棋倶楽部24なら、研修会に近いような時間での対局も選べます。
(が、長い時間だとなかなか相手が見つからないというデメリットもあり。)

また、1手30秒の持ち時間では、研修会で30分使った後の1手1分に近い感覚を養うことも出来ます。

道場などでも、出来るだけ長い持ち時間で対局をお願いするなど、意識して長い持ち時間に慣れるようにしました。

まとめ

研修会で勝つためにオススメの勉強方法などをご紹介してきました。

上記に書いたこと以外でも、研修会は月に2回という一定ペースで結果が出るという面もあります。
そのため、どういう2週間を過ごしたかが、即結果に現れます。
良い勉強・対局が出来ていた場合は良い結果が出やすいですし、逆にサボっていたり、勉強方法が悪かった場合は、悪い結果が出やすいです。

間違っていた場合は、2週間に1回の頻度で修正ができるので、試行錯誤しやすいというのも特徴の一つだと思います。

厳しい世界ですが、本記事が少しでもお役に立てると幸いです。

コメント