【研修会で勝つためにオススメの勉強法その1】駒落ち対局の勉強

この記事でわかること
・研修会で勝つために駒落ち対局の勉強が必要な理由
・駒落ち対局勉強にオススメの本
・道場などでオススメの対局方法

黒妖精
黒妖精

駒落ち戦って平手の対局と違うから苦手だなー。

緑妖精
緑妖精

確かに、大会とかではいつも平手だからね。
でも、研修会や奨励会では駒落ち戦で勝てないと昇段できないよ。

スポンサーリンク

研修会や奨励会では駒落ち対局が多い

研修会(奨励会も)では、同じクラスもしくは1クラス差の場合のみ平手戦です。
(同じクラスなら振り駒、1クラス差の場合は上位者が後手)
そのため、2クラス以上離れた相手との対局では、必ず駒落ち対局になってしまいます。
平手ではめっぽう強いのに、駒落ち対局に慣れていないばかりに、なかなか昇級できない子も少なくありません。

駒落ち戦に特化した勉強が必要

しかし、道場での対局や将棋アプリ・ソフトでの対局では、なかなか駒落ち戦を指す機会すら少ないのが現実です。そこで、明確な考えを持って、駒落ち戦に特化した勉強が必要になってきます。

1つは駒落ち定跡を解説した本での勉強です。
もう1つは、できるだけ自然に、道場などで駒落ち対局をすることです。

オススメの駒落ち定跡本

駒落ち定跡を学ぶにはこの一択。所司和晴先生の「【決定版】駒落ち定跡」です。
安心の羽生善治先生推薦本です。
八枚落ちから香落ちまでの駒落ち定跡を記した本で、最低限駒落ち対局に必要な定跡・知識はこの本一冊で学べると思います。

追記:2023年4月に新装版が発売されました。内容は以前のものと同一とのことです。

道場などでオススメの駒落ち対局方法

道場などでも出来るだけ近い力を持った相手と駒落ち対局で指すことが出来れば、研修会(奨励会)での対局に活きます。
しかし、力の近い相手(特に年上の方)に対して、駒落ち戦をやってもらうのは気が引けるし、ちょっと失礼にもなる場合があり、なかなか難しいものです。

そこで、「差し込み」ルールで対局する方法をご提案します。
「差し込み」とは、1局ごとに勝った方が駒を落として行く対局方法です。
例えば、Aくん対Bくんの対局で、Aくんが勝ったら次の対局はAくんの香落ち、次もAくんが勝ったらAくんの角落ち、のような感じです。
逆に、Aくんの香落ちの状態でBくんが勝てば、平手に戻ります。

この方法なら、お互いに様々な駒落ち対局を経験することができますし、遊びとしても面白いので、飽きずに対局することができます。
「もし、片方が勝ちすぎて、差がつきすぎるとどうしよう。。。」と心配になるかもしれませんが、多分大丈夫です。
息子がやっているのを見ている限り、近い棋力同士だと、一時角落ちくらいまで差がついたとしても、最終的には平手あたりで落ち着きますので。

まとめ

研修会(奨励会)で多くなる駒落ち戦について、オススメの本や対局方法をまとめてみました。
駒落ちに対する知識・経験を十分に積むことで、苦手意識を払拭することができるはずです。
何もせずに慣れることは難しいので、ぜひ記事を参考に頑張ってみてください。

コメント