
この記事でわかること
・内窓による防音効果と実体験
・補助金の活用で思ったよりお得に設置できること

近所の騒音が酷くて、寝る時や在宅ワークの時に困ってるんだよねぇ。。。

それは困ったね。
内窓を付けると、騒音が半分以下の音量に感じるらしいよ。
「あー、また始まった…」
最近、あなたはそんなため息をつくことが増えていませんか?せっかくの休日、ゆっくりとコーヒーを飲みながら読書を楽しみたいのに、けたたましい工事の音や、騒がしく通り過ぎるバイクの音にかき消されてしまう。在宅ワークに集中したいのに、近所の作業音や子供たちの遊ぶ声が気になって、なかなか作業が進まない。
もしあなたがそんな騒音問題に悩まされているなら、今回の私の体験談はきっとあなたの役に立つはずです。なぜなら、私もつい最近まで、まさにあなたと同じような悩みを抱えていたからです。
我が家を悩ませた「何でも屋さん」の騒音
私の家の近くには、便利屋さん、いわゆる「何でも屋さん」のような仕事をされている方が住んでいます。仕事柄、土日や祝日も、早朝から深夜まで、工具での作業音やトラックの積み下ろしの音など、かなり大きな騒音が聞こえます。
最初は「あちらも仕事だから仕方ない」と我慢していたのですが、日が経つにつれてストレスは増していくばかり。特に私が自宅で仕事をするようになってからは、集中力が途切れ、仕事の効率も落ちてしまうという深刻な問題に発展していました。
「このままではいけない…何か対策をしなければ!」
そう強く感じた私は、様々な騒音対策を検討し始めました。
様々な騒音対策を検討する中で「内窓」という選択肢に辿り着く
最初に思いついたのは耳栓です。一時的な対策としては有効かもしれませんが、一日中装着しているのはストレスですし、実際に耳栓をしていても、貫通してくる騒音の大きさでした。
次に検討したのは防音カーテンでした。手軽に導入できそうだったのですが、調べてみると、効果は限定的という意見も多く、確かに、あの大きな騒音がカーテン程度でどうにか出来るとは思えませんでした。
そんな中、ふと目にしたのが「内窓」という選択肢でした。内窓とは、既存の窓の内側にもう一つ窓を取り付けることで、断熱性や気密性を高めるリフォームのこと。断熱効果や結露防止効果があることは知っていましたが、実は防音効果も非常に高いということを初めて知りました。
「これだ!」
直感的にそう感じた私は、すぐに内窓について詳しく調べることにしました。
内窓の驚くべき防音効果とは?
内窓の防音効果が高い理由は、既存の窓との間にできる空気層にあります。この空気層が、音の振動を吸収し、室内に伝わりにくくするのです。
実際に、内窓を設置することで、15dB(デシベル)から20dB程度の騒音軽減効果が期待できると言われています。音が10dB下がると、人間の耳には音が半減したように感じると言われているので、それ以上の効果があるわけです。
これは、例えるなら、セミの鳴き声がささやき声程度にまで小さくなる、あるいは救急車のサイレンが遠くの方で聞こえる程度になるほどの効果です。
大げさに聞こえるかもしれませんが、実際、近くの道路を救急車が通っても、全然気にならない音の大きさになりました。(注:個人差はあると思います。)
決め手は「補助金制度」!思ったよりもお得に設置できるチャンス
内窓の防音効果に魅力を感じた一方で、気になるのはやはり費用です。リフォームとなると、それなりのお金がかかるのではないかと心配していました。
しかし、調べていくうちに、多くの自治体や国が、省エネ効果の高い住宅リフォームに対して補助金制度を設けていることを知りました。内窓の設置も、高い断熱効果が期待できるため、補助金の対象となる場合が多いのです。
残念ながら私の住んでいる自治体では今年の補助金事業はやっていませんでしたが、国の補助金「先進的窓リノベ事業」が使えることがわかりました!
これを利用すると約50%の費用が還元され、当初考えていたよりも大幅に費用を抑えられることが分かりました。
「これはチャンスだ!」
補助金制度の利用を決めた私は、インターネットで評判の良さそうな市内のリフォーム業者に見積もりを依頼し、内窓の設置工事を進めることにしました。
お願いした業者の場合は、業者側で補助金申請が可能だったので、私が支払う費用は、すでに補助金が適用された金額だけで良かったです。書類1枚書くだけでよく、手間は全然無かったです。
結局、実際は40万円以上のところ、支払いは20万円ちょっとで済みました。
大きな掃き出し窓も含めた6箇所の窓で、かつ、防音効果を高めるために分厚い複層ガラスを選んだのですが、それで20万円ちょいなら安いものだと思います。
スムーズな工事と期待以上の防音効果に大満足!
工事自体は、既存の窓枠に内窓を取り付けるだけなので、大掛かりなものではありませんでした。
わが家の場合、2階の寝室と子供部屋一部屋と廊下にある窓、計6箇所の窓に内窓を設置しましたが、3時間程度で工事は完了しました。
そして、いよいよ内窓の効果を実感する時が来ました。
工事が終わった直後から、外の音が明らかに小さくなっていることに気づきました。特に、これまで悩まされていた近所の作業音は、ほとんど聞こえなくなったのです!まるで、世界に一枚フィルターがかかったような、静かで穏やかな空間がそこにありました。
流石に、何でも屋さんがメチャクチャ大きな音の出る作業をしている場合は多少聞こえてきますが、その場合は耳栓を付けると、「内窓+耳栓」でほぼ無音の状態に出来ました。
夜になると、内窓の効果をさらに実感できました。これまで、近所の作業音や新聞配達の音、カラスの鳴き声などで何度も目が覚めてしまっていたのが、内窓を設置してからは、朝までぐっすりと眠れるようになったのです。
防音効果だけでなく、内窓の断熱効果も期待以上でした。冬は暖房の効きが良くなり、夏は冷房の効きが持続するようになるため、光熱費の節約にも繋がります。また、窓の結露も大幅に軽減され、カビの発生を抑える効果もあると感じています。
快適な暮らしは「内窓」から!あなたも騒音ストレスから解放されませんか?
今回の内窓設置を通して、私は本当に快適な暮らしを手に入れることができました。騒音によるストレスから解放され、家で過ごす時間が以前よりもずっとリラックスできるものになりました。仕事の効率も爆上がりです。
もしあなたが今、騒音問題に悩んでいるのであれば、ぜひ「内窓」という選択肢を検討してみてください。初期費用はかかるものの、その効果は想像以上です。そして、補助金制度を上手に活用すれば、思ったよりもお得に設置できる可能性があります。
内窓選びのポイントと設置までの期間
内窓を選ぶ際には、以下のポイントに注意すると良いと思います。
- 素材: 主に樹脂製とアルミ製があります。樹脂製は断熱性が高く、結露しにくいというメリットがあります。
- ガラス: 単板ガラス、複層ガラス、Low-E複層ガラスなどがあります。複層ガラスやLow-E複層ガラスは、断熱性や遮熱性がさらに向上します。防音効果を高めるためには、厚めのガラスや異なる厚さのガラスを組み合わせたものがおすすめです。
- デザイン: 各メーカーから様々なデザインのものが販売されています。お部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
- 施工業者: 信頼できる施工業者を選ぶことが重要です。インターネットで口コミを調べたり、複数の業者から見積もりを取り、実績や評判などを比較検討しましょう。
参考までに、私が設置した内窓のリンクを貼っておきます。「窓ならこの会社!」というくらい有名で安心のYKKAPの「プラマードU」という内窓を選びました。
リンク先にも記載があるように、設置予定の窓のサイズを採寸してからの受注生産になるので、依頼してから実際の設置までは2週間~4週間くらいかかるようです。
(私の場合は契約から2週間+3日で設置していただけました。)
まとめ
今回の記事では、私が実際に内窓を設置して騒音問題を解決した体験談と、内窓の防音効果、そしてお得に設置するための補助金情報についてご紹介しました。
騒音は、私たちの心身に大きなストレスを与えます。我慢せずに、思い切って対策を講じることで、より快適で質の高い生活を送ることができるはずです。
もしあなたが騒音にお悩みでしたら、内窓の設置を検討してみてはいかがでしょうか?
きっと、想像以上の効果に驚かれると思います。そして、その際にはぜひ、補助金制度の活用も検討してみてくださいね!
あなたの静かで快適な暮らしが実現することを心から願っています。
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