【褒めて伸ばす!】全ての将棋キッズの親御さんに伝えたいこと

この記事でわかること
・将棋キッズとの向き合い方
・子供を怒ってしまった筆者の後悔
・親子での将棋ライフの楽しみ方

黒妖精
黒妖精

将棋キッズの親御さんに向けた記事も最後だね。

緑妖精
緑妖精

そうだね。今回の記事では、一番伝えたいことを書くね。
お子さんの将棋を好きな気持ちを大事して、見守って欲しいんだ。

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怒らないで見守って!

子供が将棋を始めてから大会などに参加するようになると、大人から見るとビックリするような負け方をすることがあります。
3秒考えればわかるような局面でも全く考えずにすぐ指してしまったことで、王手飛車を食らったり、一気に詰まされてしまったりと、普段の力を出せずに負けてしまうと親は歯がゆいものです。

でも、親に怒られてしまうと、子供は将棋を嫌いになってしまうかもしれません。それは親としても本意ではないですよね。

私が経験してきた具体的な例や、時が経ってようやく悟ったことをご紹介します。

「手拍子」は治らないものと諦めよう

「手拍子」とは、先の展開を深く考えずに、相手が指した瞬間それに反応してパッと指してしまうことです。多くの場合、悪い手を指してしまう確率が高いです。

子供の手拍子は注意しても無駄くらいに考えよう

特に低学年以下の子供の場合、手拍子で指してしまうことも多いものです。

普段、道場の先生や親に「手拍子で指さずにちゃんと考えようね」と教えられていたとしても、小さな子供はパッと見えた手を指してしまいます。(で、負けて泣く^^;)

厳しく怒ってもすぐに改善するものではなく、年齢が上がっていくにつれて、自然と考えるようになります。

なので、親としては早く直そうと考えたくなりますが、残念ながらほとんど無駄なので(汗)、優しく注意するくらいに留めておいた方が良いです。

怒ってしまって後悔【その1】

うちの息子も例外ではなく、低学年の頃はしょっちゅう手拍子で悪い手を指して負けていました。

特に印象に残っている例が、近くの町が主催する将棋大会の小学生の部に2年生で出場した時です。
2年生ながら健闘し、予選・決勝トーナメントを勝ち進んで決勝戦に進出しました。
決勝の相手は5,6年生くらいのお兄さんですが、予選では1度勝った相手なのでチャンスは十分です。
なのに!形勢互角の局面で、相手の手に乗って手拍子でパッと指した手が致命的で、一気に負けになってしまいました。

さすがに決勝戦でそんなもったいない負け方をしたことに私は腹が立ってしまい、息子を怒ってしまいました。
(普段から手拍子で指しちゃダメって散々注意してたのでなおさらイラついてしまいました。。。)

でも、今考えればまだ2年生の子供だったので、怒ったって仕方ないし、負けて悔しいのは本人なのに、親が怒るのって間違いだったなと反省しています。

失敗しても本人は一生懸命

将棋にミスはつきもの

そもそも、将棋はミスの多いゲームです。プロ棋士の先生方だって、終盤で1手間違えてしまって逆転負けすることも多々あります。
レベルは違えど、子供だったらなおさら多くミスします。

「将棋にミスはつきもの」と理解・割り切って、子供の将棋を見守るようにした方が、子供のためにも、親のためにも良いです。

怒ってしまって後悔【その2】

あれは確か息子が4年生になったばかりの頃に出場した大会でした。
同学年に息子より少し強いライバルがいて、その子と予選で当たりました。
指し始めて数手で、よくある手筋で飛車と銀の両取りを食らってしまい、すぐに投了になりました。

初心者ならあってもおかしくないですが、当時は小学生でも県の代表を争うレベルになっていた息子なので、さすがに衝撃的な負け方でした。

「何年将棋やってるんだ!」と、これまでで一番激しく怒ってしまいました。。。
でも、やっぱり本人が一番悔しかったはずなんですよね。特に相手はライバルでしたし。

それを先に親がヒートアップして怒ってしまうのは本当に大人気なかったです。
反省しかありません。

子供の努力を褒めてあげる

どうしても結果で褒めたり怒ったりということはあると思います。
(怒っても仕方ないというのは今日の記事で散々言ってきましたがw)

でも、一番大事なのは、普段将棋に取り組む姿勢や努力だと思います。
自分でやってみるとわかりますが、詰将棋を解いたり、棋譜並べをしたりと、かなり根気と集中力が必要です。

もちろん、本人はただ好きでやってるだけという天才肌のお子さんもいますが、それはそれで凄いことなので褒めてあげましょう。

別の記事でも書きましたが、高学年になり、強くなるために課題を設定してクリアしていくなど、将棋を通じて人生で大切なことを小学生のうちから学べるのは貴重な経験だと思います。

結果に一喜一憂せず、長く将棋を続けて、将棋だけでなく、人間としても成長できるように促してあげるのが、親の役目だと痛感しています。

まとめ

私の経験談も含めて、将棋キッズへの向き合い方について書きました。

将棋はもっと多くの子供達に触れてほしい、日本の誇るべき伝統的なゲームだと思います。
将棋を通じて、礼儀作法・集中力・忍耐力・論理的思考など、様々なことを小学生の早い段階から学び・経験できます。

私は今では、息子の将棋自体が強くなったことよりも、小学生のうちに経験できた様々なことが、今後の人生に役立つものになっていると強く感じています。

みなさんもこれからお子さんの将棋で色々なことがあると思いますが、一つも無駄なことはなく、一つ一つが貴重な経験だと思います。
少しでも参考になって、楽しい将棋ライフのお役に立てると幸いです。

コメント

  1. てん より:

    大変ありがたく読ませていただきました。子供が勝つとついつい、期待しちゃって、先走る傾向にあったので、こちらの記事やサイトなんべんも戻ってきて読み返します!!

    • てん様、コメントありがとうございます!
      子供に期待してしまう気持ち、すごくわかります。
      私は色々と失敗もしたので、反面教師として参考になると嬉しいです。